熊本市で事業を営み、会計ソフトへ取引を入力していても、領収書や請求書がそろっていなければ、画面上の数字を何に照らして確認すればよいか迷うことがあります。反対に、資料は手元にあっても、入力を誰が行い、疑問の残る取引を誰に伝えるかが決まっていないと、月末に確認待ちの項目が残ります。まずは共有の方法より、毎月何を誰が確かめるかを整理することが大切です。
毎月見る対象は、試算表の数字だけではありません。入力の基になった証憑、まだ処理していない取引、確認が必要な相手と予定も合わせて押さえると、数字について質問する際に事情を伝えやすくなります。本人が入力する場合と記帳を任せる場合では、確かめたいことも異なります。月次の確認から決算・申告を見据えた相談まで、個々の取引の結論を急がず、実際の資料と照らし合わせて考えていきます。
SECTION 01
会計ソフトの共有方法より先に、誰が数字を確かめますか
熊本市で事業を営み、会計ソフトを使っていても、入力された数字を誰が確かめるか決まっていなければ、月末に確認作業が止まりがちです。まずは入力する人、領収書・請求書を持つ人、入力内容と資料を照らし合わせる人を分けて考えてみてください。同じ人が兼ねる場合も、その人が何をどこまで確認するかを明確にしておくと、確認漏れを見つけやすくなります。
共有先より先に、確認の担当を決める
例えば、経営者が領収書を保管し、担当者が入力するなら、担当者には資料が届いているか、経営者には入力の根拠を確かめられるかが論点になります。税理士に数字を見てもらうときも、社内で確認済みの取引と、資料や内容を確認中の取引を区別して伝えることが大切です。共有方法だけを先に決めると、誰が不足資料を探し、誰が取引内容を答えるのかが曖昧なまま残ります。
担当が見えたら、自分で入力したものを確認してもらいたいのか、入力自体を任せたいのかを考えられます。会計ソフトの操作や共有設定は、その役割分担に合わせて検討する順番です。
SECTION 02
仕訳入力は自分で行いますか、任せますか
自分で仕訳を入力する場合、資料を見ながら入力を進め、その内容を後から確認してもらう形が考えられます。宮伸一税理士事務所には、事業者自身が入力した内容の確認・指導を行うプランがあります。入力を続けられるか、迷った取引をどのように伝えたいかを考えると、依頼したい作業を具体的に伝えやすくなります。
入力を任せる場合も、資料の所在は伝える
記帳代行を選ぶ場合には、同事務所は領収書・請求書の整理から仕訳入力までを代行するプランを案内しています。ただし、どの作業を依頼できるかは個別の契約内容で確認が必要です。任せることを希望していても、手元にしかない資料や、取引内容を説明できる人が誰かは伝えておくと、確認が必要になったときの相手が分かります。
どちらの方法でも、入力する人と資料を渡す人が異なるなら、資料を渡した時点と入力を確認した時点を混同しないことが大切です。まず現在は誰が入力しているか、どこからを任せたいかを整理し、そのうえで契約上の業務範囲を確認してください。
参照先(入力を任せる場合の業務範囲を確かめる。/本人入力後に確認を受ける選択肢を確かめる。):宮伸一税理士事務所ホームページの「法人・個人事業主様向け 顧問業務・決算申告」
SECTION 03
領収書と請求書は、入力した取引に対応していますか
領収書や請求書を保管していても、それだけで会計ソフトのどの入力に対応するかが分かるとは限りません。同じ取引先とのやり取りが複数ある月なら、金額だけで結び付けず、日付、取引先、内容を手掛かりに該当する入力を探すと、別の取引の資料と取り違えにくくなります。ここで確認するのは資料と入力の対応であり、個々の仕訳や税務上の取扱いを資料の見た目だけで決めることではありません。
手元にある資料と、入力との対応を分けて見る
例えば、請求書は受け取っていても、対応する入力が見当たらないことがあります。反対に、入力はあるのに領収書の所在が分からないこともあります。資料の有無と入力の有無を別々に確かめると、探すべきものが資料なのか、確認すべきものが入力なのかを伝えやすくなります。
担当者が交代しても追えるよう、どの資料をどの取引の確認に使ったかを分かる形にしておくと便利です。対応が見つからないときは、似た金額の取引へ無理に結び付けず、次の確認待ちの項目として残します。
SECTION 04
資料が届かない取引を、いつ誰に確認しますか
月末に資料がそろわない取引は、すべて同じ「未処理」として扱うと、次に誰が動くべきか分かりにくくなります。領収書が届いていないのか、資料はあるが取引内容を説明できないのか、それとも確認は済んでいて入力待ちなのかを分けておくと、確認先を選びやすくなります。
確認待ちには、次に尋ねる相手を添える
- 資料不足:資料を持つ人や受け取る予定の人に、所在と届く見込みを確かめる。
- 取引内容の疑問:内容を知る人に、何を確認したいかを具体的に尋ねる。
- 入力待ち:入力担当に、確認済みの資料と入力予定を伝える。
例えば請求書が見当たらない段階で取引内容まで推測して入力を確定すると、後で届いた資料との食い違いを見落とすおそれがあります。確認できていない点、尋ねる相手、確認する予定を残し、回答があってから対応を見直してください。税理士へ共有する場合も、未確認の内容を確定事項のように伝えず、どこで確認が止まっているかを知らせると質問が具体的になります。
SECTION 05
試算表を見る前に、どの月の入力が済んでいますか
試算表を見るときは、まず対象がどの月までの数字かを確かめてください。資料が届いていない取引や入力待ちの取引があれば、その月の数字を見ても、手元で把握している取引がすべて反映されたものとは限りません。入力済みの期間と確認待ちの項目を分けることで、数字の変化を尋ねる前に、何を含む試算表なのかが分かります。
試算表の対象月と、未処理の取引をそろえて伝える
宮伸一税理士事務所は、毎月または数ヶ月に1回の訪問時に試算表を作成する業務を案内しています。ただし、訪問や作成の頻度がすべての相談者で同じと決まっているわけではありません。確認の機会に向けて、どの月の入力を終え、どの取引の確認が残っているかを伝えられるようにしておくと、数字について話す範囲をそろえやすくなります。
前月と比べる場合も、両方の月について入力状況を確かめてから見比べます。一方だけに未入力の取引が残っていれば、増減の理由を数字だけから決めることはできません。気になる数字があれば、次はその数字に関係する取引と資料へ戻って確認します。
参照先(試算表を確認する機会と作成業務を確かめる。):宮伸一税理士事務所ホームページの「法人・個人事業主様向け 顧問業務・決算申告」
SECTION 06
売上や支出の変化は、どの資料で確かめますか
試算表で売上や支出の変化が気になったら、増減そのものを結論にせず、どの取引が数字に関わっているかを確かめます。前月と当月の対象期間と入力状況を確認したうえで、関連する請求書や領収書などの手元資料を探してください。数字が動いた原因や個別取引の税務上の取扱いは、増減だけでは判断できません。
「数字が違う」を、確認できる質問にする
例えば支出が気になるなら、どの月のどの取引を見ているか、対応する資料があるか、その内容について誰が説明できるかを確かめます。資料が見つからなければ不足資料として、資料はあるが内容が分からなければ質問として分けて伝えます。そうすると、共有相手も資料を待つべきなのか、取引内容について回答を求めるべきなのかを判断しやすくなります。
月次の数字を共有する際は、確認した資料と、まだ答えが出ていない点を一緒に伝えることが大切です。税理士に尋ねたい取引がある場合も、確認済みの事実と疑問を分けて示せば、資料の対応関係から順に相談できます。
SECTION 07
会計ソフトの権限は、確認する人に合っていますか
freeeやマネーフォワードクラウドを使っていても、税理士側アカウントを招待する方法から決める必要はありません。まず、事業者側で誰が入力し、誰が領収書・請求書と入力内容を照らし合わせ、確認待ちの取引を誰に伝えるかを整理します。担当が曖昧なまま共有すると、数字を見られる人がいても、その数字の基になった資料を誰が確かめるのか分かりにくくなります。
そのうえで、税理士には数字を閲覧してもらうのか、入力も依頼したいのかを分けて考えます。例えば、事業者が入力を続け、税理士に資料との相違を確認してほしい場合と、入力自体の支援を相談したい場合では、確認したい権限が異なります。閲覧・入力権限の具体的な設定や、税理士側アカウント招待への事務所の対応は決めつけず、現在の入力担当と希望する確認方法を伝えて確かめてください。
SECTION 08
法人税の取扱いを調べるとき、どこから探しますか
法人の月次確認で法人税上の疑問が出たら、まず何が分からないのかを取引ごとに言葉にします。例えば、請求書の記載内容と入力内容に食い違いがあるのか、それとも取引内容を把握したうえで税務上の扱いを確認したいのかでは、次に確かめることが違います。資料の不一致なら元の記録を確認し、取扱いへの疑問なら支払いや契約の内容を示せる資料を残します。
法人税の一般的な取扱いを探す入口には、国税庁ホームページの「法人税」があります。ただし、一般的な説明を見つけても、手元の取引にそのまま当てはまるとは限りません。取引の内容と確認できた資料、まだ分からない点を分けて、個別の判断が必要なものは税理士に確認します。このページは法人税に関する入口であり、個人事業主の所得税について判断する根拠には用いません。
参照先(法人税の一般的な取扱いを探す入口を確かめる。):国税庁ホームページの「法人税」
SECTION 09
法人の申告書を探すとき、税務情報の入口と分けていますか
法人の申告書別表を探すときは、税の取扱いを調べる場合と、申告手続・用紙を探す場合を区別します。国税庁ホームページの「法人税、地方法人税及び防衛特別法人税」は、法人税等の申告書別表を探す入口です。月次確認で出た疑問に対する結論を、そのページの申告書名だけから決めるものではありません。
例えば、月次の入力に確認待ちの取引が残っているなら、先に請求書などの資料と実際の取引内容を照らし合わせます。申告書別表を見つけたことと、その法人にどの税目や様式が該当するかが分かったことは別です。月次の数字だけで申告内容や提出期限を確定せず、資料から確認できたことと未確定のことを分けておきます。
参照先(法人の申告書別表を探す入口を確かめる。):国税庁ホームページの「法人税、地方法人税及び防衛特別法人税」
SECTION 10
決算前まで残したくない確認待ちは何ですか
決算前に見直したいのは、試算表の数字だけでなく、その数字に関係する確認待ちの項目です。「未処理」と一括りにすると、入力するだけでよいのか、資料が届くのを待つのか、取引内容の説明が必要なのかが見えません。月次の段階で違いを分けておけば、次に誰へ何を聞くかを決めやすくなります。
確認待ちは、止まっている理由ごとに整理します。
- 入力待ち:手元にある領収書・請求書のうち、入力済みかどうかを確認する項目。
- 資料待ち:数字の基になった書類がまだそろわず、誰から何を受け取るか確認する項目。
- 取引内容の確認待ち:書類はあっても、何の支払いや請求かを担当者に聞く必要がある項目。
分からない内容を推測して入力し、確認済みとして扱わないことが大切です。各項目について、確認先と確認する予定を記録し、決算前に説明が必要なものを見分けます。解決した項目も、どの資料で確かめたかを残しておくと、後から数字を見直すときに経緯をたどれます。
SECTION 11
月次の資料と記帳状況について、どの業務を相談できますか
熊本県内で事業を営む法人・個人事業主が月次の記帳について相談する際は、手元の領収書・請求書、会計ソフトへの入力状況、確認待ちの項目を知らせると、何から確かめるかを事務所と一緒に整理できます。宮伸一税理士事務所は熊本県内を対象地域としていますが、地域内であれば個別の依頼を受けられると決まるわけではありません。
相談したい内容も分けて伝えてください。顧問は継続的な記帳や数字の確認について、決算申告は決算と申告について、確定申告は該当する申告について、年末調整は給与に関することについての相談です。宮伸一税理士事務所では法人・個人事業主向けの顧問を案内し、これらの業務を取扱領域に含めています。ただし、個別の業務内容や受任はこの段階では確定しません。
業種、年商、仕訳数、現在の記帳状況など、分かる範囲の情報も添えられます。資料や記帳状況を確認した後に、それぞれの業務について対応できるか、どの範囲を案内できるかを確かめます。ご連絡の際は、宮伸一税理士事務所の問い合わせページからお願いします。
参照先(法人・個人事業主向けの顧問業務の対象を確かめる。/相談時に伝える記帳状況などの情報を確かめる。):宮伸一税理士事務所ホームページの「法人・個人事業主様向け 顧問業務・決算申告」
SECTION 12
翌月も迷わないために、何を引き継ぎますか
翌月に引き継ぐときは、今月の数字が出たところで確認を終えず、どの取引が資料と照合済みかを振り返ります。試算表に数字があっても、基になった資料をまだ確かめていない取引や、内容の説明を待っている取引は区別しておきます。数字だけを見て結論を固定しないためです。
未処理の項目には、何が足りず、次に誰が確認するのかを残します。資料を待つ項目なら受け取る相手を、取引内容を聞く項目なら説明できる担当者を明らかにし、確認する予定も記録します。翌月の確認では、前月から持ち越した項目を先に見れば、同じ疑問を最初から調べ直さずに済みます。なお、資料がそろっても個別の取引の扱いまで自動的に決まるわけではありません。判断に迷う点は、関係する資料と確認済みの事実をそろえて個別に確かめます。
FAQ
よくある質問
自分で入力していても、入力内容の確認を依頼できますか。
はい。宮伸一税理士事務所には、ご自身で入力した内容の確認・指導を行うプランがあります。現在どこまで入力しているか、確認待ちの取引は何かを伝え、依頼できる作業の範囲を確かめてください。
領収書や請求書の整理から任せる選択肢はありますか。
はい。同事務所には、領収書・請求書の整理から仕訳入力までを代行するプランがあります。手元にある資料と未着の資料を分けて伝え、実際に任せる範囲を確認してください。
試算表に疑問があれば、その数字だけで申告内容を決められますか。
現時点では判断できません。試算表を作成する業務の案内と、法人の申告書別表を探す案内は別のものです。疑問のある数字について取引内容と資料を確認し、申告にどう関係するかを個別に確かめてください。
運営者
宮伸一税理士事務所